ウィンドガラス面に付着するウロコ状の汚れは、雨水や水道水に含まれる様々な成分や排ガスやばい煙などの有機化合物が、紫外線や熱によって酸化・劣化して固着してしまったものです。
症状が軽ければ、ガラスの油膜取りで落とすことができますが、ひどくなると油膜取りでは落とせません。
ではどうすれば落とせるのか?
車の窓ガラスに付着してしまった「ウロコ」を取るには、2つの方法があります。
1.ガラス用の研磨剤で落とす
2.酸で溶かして落とす
お酢で落とすというのは、酸で溶かす落とし方ということですが、塗装面にお酢が付着しないようなど注意も必要です。
そこで、安全なウロコ取りのやり方をまとめてみました。
Contents
1.ガラス用の研磨剤で落とす
まずガラス面を水洗いしてキレイにしておきましょう。
次に、研磨剤が入っている「油膜取り」でウロコ取りをしてみましょう。
これでウロコが落ちれば、一番安全なやり方です。
油膜取りは一本持っていると、油膜落としの他に、ガラスの撥水剤の下処理用としても使えますので、ウロコが落ちなかったとしても損はないと思います。
油膜取りでウロコが落ちなければ、市販の「車用ガラスのウロコ取り」をやってみましょう。アマゾンで「車用 ガラスウロコ取り」で検索すると見つかります。
油膜取りも車用ガラスのウロコ取りも、失敗しないために、まず取り扱い説明書を読んでから作業してください。
これでも落ちない場合は、車のガラス屋さんか車のコーティング屋さんに相談してみましょう。プロは更に磨ける研磨剤と専用の道具を持っています。

2.酸で溶かして落とす
お酢の酸でガラスのウロコを落とすということは、大げさに言うと、ウロコと同時にガラスも溶かすということです。注意して作業しましょう。
特に、お酢が塗装面に付いてしまうと、色にもよりますが、シミになります。(特に黒色)
以前、ミカン狩りに行った方が、みかんの木の下に車を置いて戻ってみると、みかんがボンネットに落ちていて、取り除いてみたら「大きなシミ」になっていました。
みかんの酸にやられてシミになったのですが、結局、再塗装することになりました。
お酢もみかんと同様ですので、十分注意して作業しましょう。
手順は
・ガラス面を水洗いしてキレイにします。
・ペーパータオルにお酢を浸み込ませ、ガラス面を湿布します。
・10分~20分くらい経ったら、湿布を取り除きます。
・取り除いた後は水洗いして、お酢をしっかり洗い流します。
これで取れていれば成功です。クエン酸も手順は同じです。
クエン酸は、水200ccに対してクエン酸小さじ1を目安にしてみてください。
※最初はガラス面の目立たない場所でテストしてから全体の作業をしてください。
炎天下での作業は避けてください。すぐにお酢が乾いてしまいます。
塗装面や必要のないところにお酢が付着しないように作業してください。
失敗しても責任は取れませんので、ご自身の判断で作業してくださいね。
お酢のph値は pH2.80、レモンは pH2.31でレモンのほうが酸性が強いです。クエン酸もお酢と同じくらいの酸性です。

酸・アルカリの度合いを数値で表す単位にph値があります。0 ~ 14の数値で表され、ph7が中性です。数値がph7より小さくなるほど酸性が強くなり、ph7より大きくなるほどアルカリ性が強くなるというものです。

上の図はプロ仕様の「酸」です。塗装面、ガラスのウォータースポットやウロコ取りに使用しますが、フロントガラスには使用できません。
フロントガラスは合わせガラスになっており、強酸を使用すると白濁してしまうためです。サイドガラスが合わせガラスの場合も使用できません。
フロントガラスのウロコ取り まとめ
車のガラスのウロコ取りは一番安全な油膜取りからやってみてください。それでだめなら、車用ウロコ取りを使うのが順序です。
お酢については、目立たない場所で小さな面積で試してから全体に広げてください。
酸は塗装にシミを作ってしまうこともあるので注意してください。
ご自身で対処できない時は、車のガラス屋さん、コーティングのプロに相談してみてください。ウロコが落とせるかどうか見極めてくれるはずです。
きれいになったら、フロントガラス、サイドガラスに「撥水コーティング」をしておきましょう。これでウロコが付きにくくなります。

